緑茶の消費量が高い日本では前立腺癌と乳癌の発生率が3倍低い

アメリカのFOXニュースによると緑茶を多く飲む日本の前立腺癌、乳癌の罹患率は、3倍低いというニュースです。緑茶は癌を予防するのに役立つようです。これらのガンは食事に起因する可能性があります。日本でも前立腺癌、乳癌、ホルモンが原因の肺がんが増えている。

食生活の変化により日本人が乳製品を取り始めた世代以降に、これらの癌が増え始めた可能性がある。

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                        牛乳と乳癌より

少し古い1990年のデータだが牛乳を飲み始めた世代が、アメリカのあとを追っているように見える。

 

緑茶の抗がん秘密が明らかに

  • 緑茶
    iStockiStock作品

医師は、緑茶を飲むことから得られる利益に年間の推測している。 古代の醸造は、慢性疾患の予防と逆転に免疫システムを高めるから、健康なほぼすべてに関連付けられている。

上の健康調査   緑茶には 、しかし、決定的ではないが、有望であった。 しかし、今は医師が良い、細胞レベルで、識別した後、どのように緑茶は乳がんの広がりとを防ぐかもしれない   前立腺癌

すなわち、血管内皮増殖因子(VEGF)、肝細胞増殖因子(HGF) – 緑茶に含まれる化学物質は、ポリフェノールが、腫瘍細胞の増殖と遊走を促進する2つのタンパク質を阻害するように見えると呼ばれる。

ホルモン療法に応答しない乳癌の型と40人の女性の継続的な研究に基づいて、この知見は、米カリフォルニア州アナハイムでのがん予防研究の最前線第11回年次国際会議(10月18日)は、本日発表されましたこの同じメカニズムは、同じ会議で研究者の独立したチームによって発表され、前立腺癌患者の間で見られ肯定的な結果の背後にあるかもしれません。 [ トップ10抗がん食品 ]

お茶の効果をテストする

乳がん研究はキャサリン·D·クルー、ニューヨークのコロンビア大学医療センターで医学と疫学の助教授が主導した。 乗組員のチームがランダムにいくつか含まれていますポリフェノンE、として商業的に知られている緑茶抽出物のプラセボまたは様々な濃度のいずれかを投与した   緑茶ポリフェノール

緑茶抽出物を受けている女性は、治療に2ヶ月で腫瘍成長因子の有意に低いレベルを持っていた。 プラセボを投与されたものと抽出を受けているの違いは4と6ヶ月後などに有意ではなかったが、これはおそらくピルに追いついていない患者のためにあった、乗組員は言った。

この進行中の研究の目的の一つは、緑茶抽出物の適切な投与量を確立することである – 研究レベルは純粋な緑茶の8〜24杯と同等であった – と乗組員は、彼女のグループは最高の治療効果のために、この最適なレベルを識別することができます希望に満ちたまま彼女はLiveScienceに語った。

“本研究では、緑茶が乳がんを防ぐことが場合確かに言うには余りにも小さかったが、それは抗腫瘍メカニズムを理解するという点で前進私たちを動かすかもしれない”とクルーは言った。

緑茶と前立腺癌

乗組員の仕事はシュリーブポートルイジアナ州立大学健康科学センターのジェームズCardelli率いるチームによって2009年に公開され、前立腺癌患者26男性の小さい研究に基づいて構築され、ルイジアナ州CardelliはポリフェノンEと同じ成長因子で同様の削減を発見

今日の会議で発表された前立腺癌に対する新しい研究では、参加者が淹れた緑茶ではなく、エキスをたくさん飲むた。 スザンヌ·ヘニング、前立腺全摘除術を受けることを約67人を関与カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部のデビッドゲフィン学校で非常勤教授として、拡大または癌性前立腺の除去が率いるこの研究は、。

手順の数週間前に、これらの人はランダムに毎日淹れた緑茶や水6カップどちらを飲むのレジメンに割り当てられていた。 緑茶を飲んだ人々は、有意に低いレベルを持っていた   前立腺特異抗原   (PSA)は、PSA値は前立腺腫瘍の成長に関連付けられています。

本格的な前立腺がんを防ぐために – VEGFおよびHGF – Cardelliの2009年の研究と組み合わせることで、緑茶の豊富な量で消費などの新しい知見は、緑茶ポリフェノールを示唆している、2つの腫瘍の増殖因子を制御するのに役立つかもしれません。

乗組員は、それがまだに緑茶をお勧めするのは時期尚早であると述べていますが   がんを防ぐために、彼女は、研究者は乳癌の一次予防のための高リスク女性における経口緑茶抽出物の使用を検討するいくつかの進行中の研究を行っていると付け加えた。

これらの研究は、その抽出されたか、純粋な形で緑茶を使用していました。 緑茶の健康的な恩恵を享受することを望んでそれらはスーパーで最も茶製品は、緑茶を少量しか含まれており、多くの場合、砂糖や他のフレーバーと混合されることに注意してください。

緑茶の消費量が高い日本では、前立腺と   乳癌罹患率   米国と比較した場合の違いは、他の食事因子に起因する可能性があるものの、世界保健機関(WHO)によると、約3倍低い。

がん予防研究会議の最前線は、がん研究のためのアメリカ協会が毎年主催しています。

緑茶はオワコンになってしまったのか

緑茶購入量が減っているで昨年の1世帯当たりの緑茶購入量が8.7%減ってしまい、このままだと30年後に0に限りなく近づくと紹介した。

総務省家計調査による12月、1月の緑茶購入量が発表された。12月は前年同月比16.3%減、1月が前年同月比の6.5%減とのことです。平均で11.4%減になる。このままだと6年後には、51.6%減の計算になる。今の半分以下の消費量に減ってしまう。このままではリーフ茶は本当に終わってしまうのかも。

リーフ茶は散々だが、抹茶は伸びている。昨日スタバの抹茶ラテと焙じ茶ラテを飲んでみた。

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抹茶ラテは、自分には甘かったが焙じ茶ラテは、甘すぎずちょうど良かった。お店では、意外と若者も抹茶ベースの物を飲んでいたことから、お茶が嫌いなわけではなさそうだ。

また、抹茶の入った食品、お菓子なども増えている。こちらも試しに商品名「抹茶クリームデニッシュ」を食べてみた。安いだけあって味は、いまいちだが緑のクリームは健康そうなイメージがある。これだけ多くの抹茶を使った商品が出回ると、ほんとうに抹茶を使用しているのだろうかと疑ってしまい、裏側の食品表示を見たら京抹茶と書いてあった。少しは含まれているのだろう。

抹茶は、そもそも手間暇かけて生産された高級品である。これだけの商品に使用できるほど抹茶の生産量があるのだろうか。

リーフ茶は、かっての抹茶のように一部の人の嗜好品になってしまうのだろうか。消費者にわかりやすいランク付けや、ティーパックの促進、粉末茶の利用法の提案などリーフ茶に囚われない柔軟な発想が必要ではないのでしょうか。

 

阿波番茶は発酵茶だった

四国の阿波番茶は知っていましたが発酵茶とは思いませんでした。何気なく飲んだら甘酸っぱい乳酸菌の味がした。普通の番茶や京番茶を想像していたので驚いてしまった。

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阿波番茶は四国徳島県の那賀郡那賀町あたりで作られる後発酵茶です。ある程度大きくなった葉を摘み取り釜茹でした後に樽に漬け込み植物性乳酸菌に発酵させて作る。

お茶の漬物を乾燥したものと思えば良いのではないかと思う。

阿波番茶のような製法は、高知県の碁石茶や富山県のバタバタ茶、インドシナ半島の一部にしかなく貴重なもののようです。

恥ずかしながら普通の番茶と思い、急須に茶葉を入れてお湯を注いで飲んだが、本当は少し煮出すようだ。次回は本格的に飲んでみたい。

お茶の漬物なら食べられるだろうと思いひとつ口に入れてみたが、美味しいものではなかった。当たり前ですよね。

お茶はほんとに色々なものがある。阿波番茶は、お茶の葉からできたお茶というより、何か他の植物の葉から作ったお茶のようだ。お茶は、大人の学びを駆り立てるものですよ。

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Jリーグ百年構想から取り残される地方はどこだ?

来年からサッカーのJリーグのJ3発足が正式に決定した当初は10~12チームで始まる。

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かなりの都道府県にJリーグのクラブがある。J3が始まることでJリーグは全部で50~52チームになる。では現在Jリーグのない地方は17県ある。J3新設でも参加出来ない県はどこだ。取り残された県のJリーグを目指す代表的なクラブを拾い出してみる。

青森県:ヴァンラーレ八戸(2013年から東北1部)

秋田県:ブラウブリッツ秋田(J準加盟JFL:J3確実)

岩手県:グルージャ盛岡(東北1部2位)

福島県:福島ユナイテッドFC(2013年からJFL:J3有望)

三重県:FC鈴鹿ランポーレ(東海1部1位)

石川県:ツエーゲン金沢(J準加盟JFL:J3確実)

福井県:サウルコス福井(北信越1部優勝)

滋賀県:MIOびわこ滋賀(JFL:J3有望)

奈良県:奈良クラブ(関西1部2位)

和歌山県:アルテリーヴォ和歌山 (関西1部5位)

島根県:デッツォーラ島根EC(中国リーグ1位)

山口県:レノファ山口FC(中国リーグ7位)

香川県:カマタマーレ讃岐(J準加盟JFL:J3確実)

高知県:南国高知FC(四国リーグ3位)

宮崎県:JFLにホンダロックがあるが企業チーム

鹿児島県:ヴォルカ鹿児島(九州リーグ2位)、FC KAGOSHIMA(九州リーグ1位

沖縄県:FC琉球(JFL:J3有望)

書き出すだけでも疲れてしまった。秋田、福島、滋賀、香川、沖縄はJ2、J3に近いので残されたのは12県になる。残された中でもレノファア山口FCは飛び級でJ3があるのではないかと噂されている。実際にはFC相模原が飛び級制度を利用してJFLに上がろうとしたが壁は厚く2年連続で失敗している(2013年からは実力でJFL)。このようなことから全国で戦ったことのないチームがいきなりJ3は厳しいのではないかと思われる。地域リーグからJ3に抜擢されるなら全国社会人決勝リーグを勝ち上がりJFL昇格の権利を手にしたクラブになるだろう。

J3は現在のJFLのクラブ主体で始まるのではないかと思われる。でもJ3に移行するチームが決まってしまいJFLのチームが減ると多くのチームが昇格できるチャンスがある。その中からサプライズもあるかな。

Jリーグ百年構想にもっとも遠い地方は、青森、和歌山、高知、宮崎あたりではないでしょうかね。予想が外れていたらごめんなさい。

 

抹茶、粉末茶、粉茶の違いを知りたい

最近は。抹茶ラテ、抹茶ロールケーキ、抹茶アイス、抹茶キットカットなど抹茶を使ったお菓子などがブームです。スタバの抹茶ラテは世界中で大人気です。

わかるようでわからない抹茶、粉末茶、粉茶の違いは。

細かさ 粉茶>抹茶>粉末茶

緑色  抹茶>粉末茶>粉茶

価格  抹茶>粉末茶>粉茶

matcha

元は同じお茶の木から生産される。抹茶は抹茶に適した品種があるが「やぶきた」などは同じ品種だ。この三種類、見た目は近いが作り方が違う。

粉茶 :煎茶製造工程で出る粉を集めたもの。茶こしが必要。

粉末茶:煎茶を粉砕したもの。お茶ミル、ミキサーで作ることができる。

抹茶 :てん茶を石臼で挽いたもの。

粉茶は、お茶の粉。粉末茶は煎茶を粉砕したものでなんとなくわかるが抹茶の素のてん茶とは?説明によると、てん茶

玉露と同じように、茶園をヨシズやワラで覆い(被覆栽培)、日光をさえぎって育てた生葉(一番茶)を原料としますが、蒸した後、揉まずにそのまま乾燥し、茎や葉脈などを除いた後、細片が「てん茶(碾茶)」となります。一般に、玉露の被覆期間である20日前後より長く被覆されます。名称の「碾(てん)」は挽臼を表していて、挽臼で粉砕するためのお茶であることから「てん茶(碾茶)」と呼ばれます。

とのことである。被覆栽培をすることにより緑色が濃くなり旨みがますようだ 。摘み取って蒸すまでは、最高級茶の玉露と同じだが、てん茶は蒸してから揉まずに乾燥させている。そのあと茎と葉脈を取り除きてん茶ができる。(てん茶の製造工程

疑問。玉露の粉末茶は抹茶なのか?被覆栽培しないてん茶を作ったら抹茶になるのか?てん茶をそのまま煎茶のように淹れて飲んだらどんな味?揉まない緑茶はどうなるのか?と考えていると益々わからなくなっていく。

わかったのは、本物の抹茶は高級茶である。安い抹茶は、にせものもあるのではないかということだ。高級抹茶だけだとお金持ちでなければ買いきれないので、お稽古用抹茶や粉末茶を上手く使い分けると良いのではないかと思う。

本格的な抹茶を始めて頂いた時に、頭では苦いと思っていた抹茶がイメージを覆し「抹茶って美味しいんだ」と感じたことを思い出しまた。苦かったのはお稽古用の抹茶だったのだろう。

 

俺は葉っぱで飲む人に「急須の化学」

「俺は葉っぱで飲む」というポスターやチラシがありました。

静岡茶のPRなのですが、あまりパッとしませんでした。急須で淹れた方が美味しいとわかっている方には当たり前のことでも、急須を持ったことがない人にはチンプンカンプンでしょうね。

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そこで「急須の科学」です。

3月10日の茶学の会は三重から稲垣さんに来ていただいて「急須の科学」です。

茶学の会は元「お茶の里博物館」館長の小泊先生が会長をしているお茶の研究会です。といっても肩肘張らず興味深い講師のお話が聞ける講演会です。

今回の「急須の科学」は問い合わせが多いようなので盛況になりそうです。

紅茶もお湯を沸かすポットの材質(アルミ、鉄、銅)でかなり味が変わってしまいます。日本茶の急須は、なぜ常滑が有名なのか?なぜ朱なのか?帯網急須で淹れるとなぜ美味しくなるのか?南部鉄器で淹れたらどうなるのか?翡翠の急須で淹れるとどうなるのか?など少し考えただけでもなぞだらけです。面白そうです。

茶学の会は、緑茶に限らず茶の湯、紅茶、中国茶、発酵茶などお茶に関することは幅広く学ぶことができます。毎回、興味が尽きない内容です。

講演は、だれでも500円で聴衆可能です。お茶は、大人の学びを満足させる学問であり、園芸でもあり、屋外の茶摘から飲めるお茶にする加工までの工程は興味深いものであり、できたお茶を飲みくらべるのも楽しく、料理の研究もありです。そのうえ健康に良いです。

こんなに面白いのに残念なことがあります。内容ではなく、これからのお茶業界を背負う若者の参加が少なく、あまり興味をしめさないようです。生まれた時からお茶と共に育ったことで興味がわかないのか、お茶は緑茶一辺倒になりウーロン茶、紅茶に関心がないのか。はたまた斜陽産業になりつつあるお茶業界に見切りをつけたのか?

ひとつ提案です、「葉っぱで飲む」のを推進するなら急須つきの煎茶を販売したらどうでしょうか?高級な急須でなければセットでも1000円以下で販売できると思いますが。

 

癌を殺すのはカテキンだけではない

カテキンは癌を殺すというイギリスのストラスクライド大学の研究を紹介しましたが、それ以外にも特効薬がありそうです。

昨日のNHKクローズアップ現代で沖縄の平均寿命の都道府県別ランキングが急降下していることを取り上げていました。沖縄と言えば長寿の島で有名ですが女性は初めて首位を明け渡し3位に後退、男性では30位まで後退してしまいました。原因として脂肪の取りすぎ、特に油の取り過ぎが原因で内臓脂肪がこってり乗っているようです。

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1990年代までは、男性も常にランキング上位にいましたが2000年代に入りランキングが加工しています。10年遅れて女性にも影響が出始めました。なぜ10年遅れたかというと女性は、若い時には女性ホルモンに守られ内臓脂肪がつきにくいためです。沖縄では65歳を境に若い世代の短命化が顕著に現れています。戦後のアメリカからの食材が入り、それを大量に摂取したことと関係があります。

沖縄の肉食化から遅れること10年、日本中が肉食化してしいきました。沖縄と同様な現象が現れるとしたら、現在55歳より若い方が短命化していくと思われます。

脂っこい食事と一緒に発酵茶・紅茶を飲むことにより、油の吸収を抑えます。ほんの少しのことが体を寿命の減少から守ってくれます。

カテキン以外にも癌を殺す植物がありました。白血病の治療に医療用大麻が使われており、日本からハワイまで治療に行く人が後を絶ちません。またアメリカのワシントン州とコロラド州では、昨年末から大麻が合法化されています。当然、賛否はあります。また麻はヘンプとして衣服の素材にもなり、紙の原料としても有望です。麻は、最も早く成長する植物でバイオ燃料にも期待がかかっています。有効利用しないのはもったいないことです。

マリファナはがんを倒す特効薬だ!?

マリファナはがんの腫瘍細胞を殺し、増殖を妨げ、化学療法のような破壊的な副作用ももたらさない。新しい研究が、マリファナに含まれるカンナビディオールやTHCの有効性を裏付けた。

Still analysing” BY smokershighlife (CC:BY-NC-SA)

研究者の間では、マリファナに存在するカンナビディオール(CBD)という物質が、がん細胞の成長を遅らせ、腫瘍を育てる細胞の形成を妨げるため、がんやその転移と闘うのに役立つという確信が強まっている。その有効性を裏付ける新しい研究があるのだ。この物質が痛みや、吐き気や、この病気や化学療法の副作用を緩和することはすでに知られている。

Newsweek』が伝えているように、すでに2007年にカリフォルニア・パシフィック医療センターのある研究が、カンナビディオールが乳がん患者の腫瘍細胞をどのように殺し、悪性腫瘍を破壊して、病気をほかの細胞に転移させるうえで鍵となる役割を果たすタンパク質、ID-1遺伝子のスイッチをオフにするかを示していた。

この遺伝子は、健康な個体においては、胚発生の間のみ活動する。しかし乳がんや、その他の進行した悪性腫瘍にかかった人においては、この遺伝子が活動して、病気のほかの健康な細胞への移行を助けて、転移を引き起こすことが観察された。

「この遺伝子を活性化させる攻撃的な腫瘍は10あまり存在する」と、研究者たちは説明している。そして、カンナビディオールはこれを止めることができる。従って、前例のない強力な治療法となる。化学療法のように病気を止めるけれど、遭遇するあらゆる種類の細胞を殺し、病人の体と精神を破壊する化学療法と違って、特定の悪性細胞のみをブロックすることができるのだ。

「カンナビディオールは何千人もの患者に、非毒性治療の希望を与える」と、研究グループのリーダーを務めた研究者、マカリスターは述べた。しかしそれ以来、研究室で観察された効果を人体で検証するために必要な臨床試験はまだ行われていない。

マカリスターはまだがん患者にこの治療法の効果をテストするための資金を探している。その間彼の研究グループは、研究室でカンナビディオールを基本にした治療法を化学療法と組み合わせることが可能で有益かどうかを分析している。彼の研究は、カンナビディオールの効果がこのようにして強められることをすでに証明済みだ。そして化学療法はより強力な効果を生み、逆に毒性は少なくなる。というのも、量を劇的に減らすことが可能だからだ。

こうした物質の効果を発見したのは、マドリードのコンプルテンセ大学の生物学者、クリスティーナ・サンチェスだ。彼女は脳の腫瘍細胞を分析することで、細胞の新陳代謝を研究していた。これは普通の細胞よりもずっと速く成長する。彼女は、この細胞がテトラヒドロカンナビノールに晒されるといつも死滅することに偶然気付いた。マリファナの向精神作用を引き起こす、有名なTHCのことだ。

彼女は研究を続け、1998年にこれを発表して、THCが脳腫瘍のとりわけ攻撃的な形態をもつ細胞のアポトーシス、すなわち死を誘発することを証明した。これに続いて、多くの裏付けがさまざまな国で行われたが、THCやその他のマリファナから派生する物質=カンナビノイドは、直接的な抗腫瘍効果をもっていることがわかっている。

人間に対する最初の臨床試験は2006年にスペインで行われた。研究者たちはTHCを、伝統的な治療法からは恩恵を得られなかった9人の脳腫瘍患者に投与した。カテーテルで直接、病気にかかった細胞にTHCを注入した。9人全員において腫瘍の増殖が著しく減退したことが観察され、その結果は『Nature』に掲載された。

その間に、ハーヴァード大学の研究者たちは、肺がんに対しても同じ効果があることを発見した。彼らが注目した最も驚くべきことは、THCが腫瘍細胞のみに打撃を与え、健康な細胞が攻撃されることはなかったという事実だ。

その後、ロンドンのセント・ジョージ大学の最近の研究は、白血病に対しても同じ効果を前臨床試験によって観察した。今年7月末、ドイツのフライブルクで行われた最近の国際カンナビノイド研究会の大会では、このテーマの最も有名な専門家たちが、ひとつのテーブルを囲んだ。

非常に興味深い貢献がイタリアの研究者からもあり、彼らはカンナビノイドを「前立腺がんにおける腫瘍細胞の除去のために利用できる最も強力な武器」と評した。また、イギリスのランカスター大学の研究者たちは、結腸の腫瘍に関しても同様の結論を報告した。

これらすべては、腫瘍との戦いにおいて新しい、将来有望な道筋を開く。しかし、はっきり言っておかねばならないのは、向精神作用をもつドラッグと見なされているカンナビスの「一般的な」使用による薬理的、毒物的な影響は、直接的に向精神性物質を摂取することになるだけでなく、熱分解、すなわち紙巻きの「麻薬タバコ」の燃焼の過程で生み出されるその他の物質による脅威に晒されることにもつながるということだ。

実際、マリファナやハシシをふかしたときに発生する煙は、酸化窒素、一酸化炭素、シアン化物、ニトロソアミンを含んでいる。また浮遊粒子状物質は、フェノール、クレゾール、そしてさまざまな芳香族炭化水素、あらゆる潜在的な発がん性物質を含んでいる。

 

 

ふじなごみ べにふうきの紅茶

藤枝市のふじなごみさんの国産紅茶「べにふうきの紅茶」です。

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リーフタイプになります。

茶品種「べにふうき」は、登録番号「茶農林44号」で1995年に品種登録された、日本で始めての紅茶・半醗酵茶用品種です。

日本の紅茶の父である多田元吉が1887年頃インドから持ち帰った種子から選抜された「べにほまれ」を母に、マナスル登山隊にゆかりの「枕cd86」を父に交配されて枕崎で育成された品種です。

日本では始めての紅茶・半発酵茶の品種(紅茶のみの品種は他にもあり)でありながら、花粉症の症状を緩和すると言われるメチル化カテキンが多く含まれると言うことで、緑茶としてもてはやされています。

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ふじなごみさんのべにふうき紅茶は、べにふうきの特長である香りを引き出し、水色、味も申し分ありません。おいしいです。

「べにふうき」で作られた紅茶は、全てではありませんがインド、セイロン産の紅茶にも引けを取らないと自分では思っています。紅茶通の方にも美味しいと言っていただける本格的な紅茶です。この紅茶に限らず、「べにふうき」「紅ふうき」又は「紅富貴」と書かれた国産紅茶を、ぜひ飲んでいただきたいと思います。

また、香りがとても良いのでウーロン茶や釜炒り茶の製品も美味しいです。

ちょと宣伝をかねて「高草紅茶 べにふうき」は、お勧めです。

 

長期間成功する条件は「謙虚さ」

コラム「一生食べ続けられるフリーランスの条件」を見て。フリーランスだけでなく、小企業の経営者、個人事業主、会社の営業マンにも言えることなので紹介します。

会社の営業でも、部長と同行すると、お客様から「部長は連れてこなくてもいいよ」とか言われることがあります。また中小の経営者でも昔は「仕事がやりきれないほどあったのに今は不景気で」と言うことがあります。ベンチャー企業が途中でおかしくなってしまうこともあります。なぜでしょうか?原因は一言では言い表せないでしょうが欠けているものがあります。

ある年代になって成功体験があると人は知らずのうちに横柄な態度が出てしまいます。仕事を発注してくれるのは、相手先のお偉いさんですが実際に運営するのは若い従業員であることを忘れてしまいます。長く成功しているには、相手の年齢を問わず謙虚であることを肝に銘じておきましょう。

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◎一生食べ続けられるフリーランスの条件

ノマドやフリーランスになりたい人は潜在的に多いように思います。私の両親は二人ともフリーランスでした。ここで、私が両親を見ていて学んだある事実を皆さんと共有したいと思います。<フリーランスの20代>若い人がフリーランスとして成功するのに、最も重要なことは何だと思いますか?

「年上から好かれること」

ではないかというのが、30年以上観察してきた私の結論です。

フリーランスの仕事というのは、仕事を発注してくれる人がいなければ成立しません。その発注してくれる人、つまり予算や決済の権限を持っている人は、20代の時は大抵年上です。BtoBの場合は特にそうでしょう。取引先の人(年上)に気に入られるのは最も重要なことです。

また、20代ではスキルはそれほど違いがありません。20代同士では微々たる差に優越感や劣等感さえ抱くことがあるかもしれませんが、4,50代の人から見れば微々たる差です。それよりも、これから長く一緒に仕事をしていきたい人間かどうか、ということの方が重要です。それにはやはり人間性や性格的な一致・不一致がポイントになります。

というわけで、年上に好かれないタイプの人・仕事をもらいづらいタイプの人は、そもそも20代でフリーランスになるのはあまり向いていないといえるでしょう。(芸大ではもっとこういう教育・トレーニングをすべきです。)

<フリーランスの30代>

20代を乗り切ったあとの30代はフリーランスにとって最も幸福な時期です。実力も付き、実績も生まれ、業界ではちょっとした(かなりの)有名人。ギャラも年々上がっていきます。

40代以降の話に関連するので、ここで少しうちの両親の話をしておきます。父は18歳で弟子入りして以来、CMカメラマンを助手からずっとやってきました。50代で廃業するまで。30代はバブルまっさかりということもあり、また、業界でトップクラスの仕事をさせてもらっていたようなので、マンションのローンは2年で返しています。月のお小遣いは50万円以上。区の高額納税ランキングにも載ったことがあります。(後日廃業するんですけどね。)

母は元々ヘアメイクで、20代の後半でニットのデザイナーに転身します。父とはヘアメイク時代に職場結婚。今年60歳。今も現役のニットデザイナーです。

<フリーランスの40代>

40代はフリーランスにとって分岐点です。我が家の場合で言えば、父は徐々に仕事が減り、アルコールやギャンブルに逃げ始めました。母は着実にポジションを築き、その地位を維持し続けました。

この違いは、本人の変化と、環境の変化への適応という2つの変化に由来するというのが、私の理解です。

本人の変化とは、幸福な30代を過ごした結果、天狗になる人と、謙虚な姿勢を持ち続ける人の違いです。そうでなくても、人は年を取るにしたがってわがままになっていきます。30代にあげた実績もあり、その分周りからは少し関わりづらい人(気を使わなくてはいけない人)になります。ここで謙虚でい続けられるかどうかが、今後の分かれ道の1つです。

もう一つ。これが今日一番伝えたい情報です。

40代中盤くらいを境に、仕事をくれる人たちとの関係が逆転します。仕事を持っている人(発注してくれる人)の年下率が圧倒的に増えるのです。

ズバッといいます。年下から好かれないフリーランスは、40代で頭打ちになり、徐々に仕事を失います。うちの両親の最大の違いは、この点でした。

父に仕事をくれた電通や博報堂、東北新社、サンアドなどのプロデューサーは、父が40代に入ったころから現場から距離を取るようになりました。多くは管理職になっていったのです。

結果、父よりも若いプロデューサーが増え、父はギャラは高いし、気を使うし(煙たいし)、ということで敬遠されるようになりました。プロデューサーも自分より若いカメラマンを使いたいと思ったのでしょう。

また、父は徐々に横柄になっていたので、30代の頃、まだアシスタントプロデューサーだった代理店や制作会社の20代の人たちを、あまり大事にしませんでした。

年上からは好かれることで一時代を築いた父でしたが、年下から好かれない、一緒に仕事をしたいと思ってもらえなかったことで、徐々に仕事を失っていったのです。

だから私が今日言いたいことは、フリーランスの方は、20代、30代の頃から、年下には丁寧に接するということです。やがてその人たちが客先でヘッドになります。また、年下から慕われる人間になれるように、日々自己研さんと自己抑制を忘れないということです。

<フリーランスの50代>

年下から仕事がもらえないフリーランスは、50代前半で最悪失業します。今はもっとそれが早まっているかもしれません。本当に今若くて才能あるフリーランスの人たちが、そうならないように祈るばかりです。

父は専門学校等で教えた後、50代前半でタクシーの運転手になりました。マンションのローンを2年で返していた、世界100ヶ国を撮影で旅した人がです。

母は、今年60になりますが、何年も前から「もう目も辛いし仕事を辞めたいのだけれど」と言っています。しかし、「あと1年お願いします」と言われ続けて、仕事を辞めさせてもらえないのです。母は謙虚にずっとやってきて、年下にも好かれ(その代り我慢もしています)、60代でも仕事が途切れません。

 

これが私が物心ついてから30年以上見て来た景色と、そこから学んだことです。

 

謙虚さと感謝は、忘れないようにしましょう。

 

お茶とTPP

お茶の輸入関税は基本20%だがWTO協定で17%、紅茶は12%である。

TPPは農産物の全品目の関税を完全撤廃することを目指しており、参加した場合の影響は、アメリカ、カナダ、シンガポールなどに輸出する場合は、すでに無税。なのでお茶に関しては、「TPPへの参加してもあまり影響はない」という見解である。

紅茶に関しては、少し違ってくる。海外の有名産地の紅茶には、現在でも価格で太刀打ちできないのに12%安くなると言うことは、さらに競争力が落ちてしまう。

TPPは、農業分野の問題が大きな話題にされているが、それだけではない大きな問題を含んでいる。特に保険、医療、弁護士の項目は、気づいた時には手遅れになっている可能性が大きい。例えば、遺伝子組み換え作物を日本の法律で禁止しても、TPPでは参入を阻害したということで国際司法裁判所に訴えられてしまう。アメリカに訴えられた場合、アメリカが2対1で必ず勝訴するので多額の賠償金を払わされる羽目になってしまう。

TPPで日本の原風景、アイデンティティが失われることだけは、阻止したい。