中国 碧海茶

中国浙江省宇波(寧波市Wikipedia)の碧海茶というお茶です。

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このお茶については全くわかりません。

浙江省が静岡県と有効提携している位は知ってるが。

寧波(にんぽう)市は上海より杭州湾を隔てて南側にある都市です。長岡京市と姉妹都市を結んでいます。過去に友人が仕事で上海からバスに乗って寧波に行くのだが中途半端な距離(東京⇒愛知県豊川位の距離)で「えらく大変だ」と言っていたのを思い出す。最近は音信不通だが何をしていることやら。

この碧海茶の素性は全くわかりません。芽だけのお茶なので高級であることは間違いありません。このお茶を飲むと中国緑茶で唯一知っている龍井茶に味が似ているので、緑茶だと思いますが? 検索しても、このお茶の情報は出てこないので、ちんぷんかんぷんです。中国茶は奥が深いというか、魑魅魍魎の世界というか…。

この読み方もわからない碧海茶日本語読みで「あおみ茶」が手元にあり、飲めるのは幸せなことだと思い味わっていただいております。

 

 

中国 叙府紅茶

中国紅茶の叙府紅茶

中国紅茶は、世界三大紅茶のひとつである安徽省の祁門紅茶くらいしか知らない。といってもプリンス・オブ・ウェールズがキームン紅茶がメインのブレンド茶であると初めて知った。

四川省宜宾市は、茶葉生産量が四川省の4分の1を占める産地で叙府茶が有名なようだ。そこで作られた、金芽の紅茶。高級そうな茶葉だ。

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中国紅茶の正しい淹れ方は分からないので、普通に入れてみた。

茶葉の量が少ないのか、香り、水色はうすく感じてしまった。もう少し時間がたったら、水色は紅茶らしくなった。味は茶葉の出たばかりの若い芽の金芽だけで高級感がある。

実際に一口飲んだ時は、くせがありどうかと思ったが、高級な味ということはわかる。回りくどい言い方だが、好き嫌いはあるかも知れないが、飲むほどに癖になっていきそうな味ではないだろうか。

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台湾 阿里紅茶

なんとなく台湾紅茶シリーズの阿里紅茶。

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阿里山の茶園は標高1500mの場所にあり、高山茶の代表です。

近年は高山に行けば行くほど高級品となる傾向があります。

梨山茶などは標高2400mで栽培されていますが、値段は目が飛び出るほど高価になってしまいます。

この阿里山紅茶も紅茶コンテストで特等賞を取ったものは、100gで8万円近くの価格をつけ話題となりました。

フォーカス台湾「最高級の阿里山紅茶600グラムで50万円近く

この阿里山紅茶は「小種紅茶」と書いてあることから中国種の茶樹からつくられているのではないかと推測されます。

水色は薄く直接の香りも強くありませんが、口に残る香りに特徴が有り、甘い香りがすばらしく、なおかつ長く続きます。

どこかで飲んだことがある紅茶のような感じです。

阿里山紅茶はアッサム紅茶などと異なり、チャノウンカという虫に葉を噛まれており、そのためハミチツや花のような香りを発する。

と書かれており、砂糖、ミルクなしでストレートで味わう紅茶です。

烏龍茶にも近く…。そう! 和紅茶と東方美人をミックスしたような味(和紅茶)と香り(東方美人)です。

国産紅茶も、このような価格がつく日が訪れることを願ってやみません。

 

台湾紅茶の父

台湾南投県、観光地で有名な日月譚の近くに茶業改良場魚池分場があります。

ここに台湾紅茶の父と呼ばれた新井耕吉郎技師の記念碑があります。

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碑の説明文には、「台湾紅茶的守護者 新井耕吉郎」と書いてある。

新井耕吉郎の紹介

新井耕吉郎技師は、日本の群馬県生まれで、1926年台湾総督府中央研究所平鎮茶業試験支所に勤務、1936年魚池紅茶試験支所の成立前、支所創立の仕事に参加し、支所建設の場所、地理環境、土壌、気候と製茶品質等の要素をを評価し、最後に海抜八百余メートルで、日月譚湖畔の水社村猫蘭山を設所場所と決定、台湾紅茶産業の発展で設所した。

新井支所長は魚池紅茶試験支所の最後の日本人の支所長で、第二次世界大戦の間も職を勤める、彼は大きく台湾経済に影響を興えた、徴兵も頻繁で、試験費用と労働も欠乏する中で、紅茶の各種研究と普及業務に当たり、積極的に業務を推進された事は、尊敬に耐えない次第である。

新井支所長は1947年に病死される。終戦後、首任となった台湾茶業公司総経理陳為禎支所長は、1949年氏の功績を記念し、茶園に記念碑を建てる、これをもって、故き新井耕吉郎支所長が、台湾紅茶産業に対して偉大な貢献をしたことを記念する。

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台湾の人々は、新井耕吉郎技師の恩を忘れず末永く感謝されています。

台湾紅茶は、生産量が少なくあまりメジャーではありませんが、ミントの香りがする台湾18号(紅玉紅茶)と台湾8号(アッサム)が中では有名です。18号は好き嫌いが出るかもしれませんが、8号は誰が飲んでも美味しい紅茶です。

台湾には、東方美人(オリエンタルビューティー)と呼ばれる烏龍茶があります。これは発酵度が非常高く紅茶と呼んでも差し支えないお茶です。マスカットフレーバーの香りがする高級品は、驚くほどの高価(100g 数十万円)で取引されています。中級品でも現地価格で100g 3000円位はします。私も大好きなお茶ですが、良い物はなかなか口には入りません。

今の国産紅茶も、幾多の先人たちの努力により、発展してきたことに感謝するしだいです。

 

中国 日照紅茶

中国山東省日照市が産地の紅茶です。

中国の紅茶といえば、正露丸の匂いの正山小種ラプサンスーチョン)が有名ですが、ラプサンスーチョンを始めて飲んだときの衝撃は今でも忘れません。

ニッショウコウチャ2

チタオビールで有名な青島市から南西に100km離れた黄海に面した都市です。日照はRizhao(リーヂャオ)と読みます。緯度で言うと35.4度で横浜市と同じくらいの位置になります。

その場所で作られた紅茶です。

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お茶の芽だけで作られており、白毛(新芽の産毛、紅茶ではペコー)も混じり見るからに高級そうな紅茶です。実際に高価です。

水色は濃いオレンジで綺麗です。香りも独特ですがまあまあです。

味は、…おいしくありません? 甘茶蔓茶のようです。ラプサンスーチョンのようなインパクトはないですが。

日照紅茶を売っているところは、国内にはなさそうですが、ラプサンスーチョンはネットショップで手に入るので飲んでみるのも良いでしょう。

お茶は嗜好品であり、感じ方は個人によってだいぶ変わりますので、おいしいという人もどこかには居るでしょう。中国で紅茶はほとんど飲まれないようなので西洋人でしょうか。まあ、日本人の口には合わないようです。私の口だけかな?