消費者がお茶を選ぶ基準はなにか

なぜ高級茶が売れないのか?ヒントになる記事があったので紹介します。

値下げする吉野屋、値上げするマック

日本のスーパーマーケットに行くと違うブランドの同じ商品が並んでおり、それぞれ価格が違います。どれを選ぶかといえば、私は商品知識がないので価格が一つの選択肢になることは間違いありません。もし、商品の価格のところに名刺サイズ程度の商品説明なり、セールストークの一言があればその判断基準は違ってきたと思います。つまり、消費者の立場からすればどれを選んでよいかわからないから価格で選ぶ、という人は少なくないと思うのです。

 

バンクーバーの酒屋は州政府直営店が多いのですが、その巨大な酒屋の主たる商品はワイン。ワイン好きならともかく、たまにしか家で飲まない私など膨大な数のワインを前にただただ迷うだけです。その時、唯一の助けになるのがところどころに貼ってあるプロの評価、あるいは、評価機関が行った評点が表示されていることです。結果としてそれらを参考に適当なワインを買うことになり、全くセールストークのないワインを手に取ることはかなり少ないのです。

 
正直、面倒くさいのです。

 

中華料理店にグループで行って「注文係」になると数ページにわたるメニューから皆が満足する5,6品を選ぶのは実に大変な作業なのです。だから、人は考えることを拒否し、いつもと変わったものを選ぶのを面倒くさいと思うのかもしれません。

 

吉野家にしてもマクドナルドにしても当たり前の店なのです。行く人は行くし、行かない人はまず行かない、という前提に立てば、行かない人を取り込む努力をすべきなのかもしれません。つまり、両者ともにいえるのは過去、価格をいじりすぎた、つまり、価格をマーケティングツールにしすぎたのです。行く人にとってみれば牛丼が380円でも280円でも行くのです。しかし、興味ない人は280円でも行きません。新たな客を取り込む努力とはブランディング戦略から入らねばなりません。

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ワインを選ぶ基準は何でしょうか?

自分は、ワイン通ではないので特別な場合を除いて通常1000円位で美味しそうな雰囲気があるものを選びます。なぜ1000円なのかと申しますと500円程度の物は、当たり外れがある。1000円超えたら日本酒も視野に入りますので。

1000円程度のワインでも飲みきれない程の種類があります。いまだにリピートするワインには出会っていませんから。早い話、ワインは良く解らないということでしょうか。まあ、セブンイレブンの598円のヨセミテロードで満足していますから。

お茶もワイン同様、良く解らずに飲んでいる人がいるのではないでしょうか。お茶の価格差と味の差もわかりにくいのでが。スーパーで茶葉を価格で選んでいる人を高級茶に向かわせる事ができれば…。お茶が日常から離れてしまった今、消費者を取り戻すのではなく、新規顧客を呼び込むことが必要かと思いますが…。例えば内容量を少なくして買いやすくするのも良いかも知れません。発泡酒に350mlと500mlがあるように。発泡酒のように量は違っても中身の単価は、ほとんど変わらないようにして。言うのは簡単ですが難しいですね。

ブランディング – wikipedia

 


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