緑茶はオワコンになってしまったのか

緑茶購入量が減っているで昨年の1世帯当たりの緑茶購入量が8.7%減ってしまい、このままだと30年後に0に限りなく近づくと紹介した。

総務省家計調査による12月、1月の緑茶購入量が発表された。12月は前年同月比16.3%減、1月が前年同月比の6.5%減とのことです。平均で11.4%減になる。このままだと6年後には、51.6%減の計算になる。今の半分以下の消費量に減ってしまう。このままではリーフ茶は本当に終わってしまうのかも。

リーフ茶は散々だが、抹茶は伸びている。昨日スタバの抹茶ラテと焙じ茶ラテを飲んでみた。

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抹茶ラテは、自分には甘かったが焙じ茶ラテは、甘すぎずちょうど良かった。お店では、意外と若者も抹茶ベースの物を飲んでいたことから、お茶が嫌いなわけではなさそうだ。

また、抹茶の入った食品、お菓子なども増えている。こちらも試しに商品名「抹茶クリームデニッシュ」を食べてみた。安いだけあって味は、いまいちだが緑のクリームは健康そうなイメージがある。これだけ多くの抹茶を使った商品が出回ると、ほんとうに抹茶を使用しているのだろうかと疑ってしまい、裏側の食品表示を見たら京抹茶と書いてあった。少しは含まれているのだろう。

抹茶は、そもそも手間暇かけて生産された高級品である。これだけの商品に使用できるほど抹茶の生産量があるのだろうか。

リーフ茶は、かっての抹茶のように一部の人の嗜好品になってしまうのだろうか。消費者にわかりやすいランク付けや、ティーパックの促進、粉末茶の利用法の提案などリーフ茶に囚われない柔軟な発想が必要ではないのでしょうか。

 

抹茶、粉末茶、粉茶の違いを知りたい

最近は。抹茶ラテ、抹茶ロールケーキ、抹茶アイス、抹茶キットカットなど抹茶を使ったお菓子などがブームです。スタバの抹茶ラテは世界中で大人気です。

わかるようでわからない抹茶、粉末茶、粉茶の違いは。

細かさ 粉茶>抹茶>粉末茶

緑色  抹茶>粉末茶>粉茶

価格  抹茶>粉末茶>粉茶

matcha

元は同じお茶の木から生産される。抹茶は抹茶に適した品種があるが「やぶきた」などは同じ品種だ。この三種類、見た目は近いが作り方が違う。

粉茶 :煎茶製造工程で出る粉を集めたもの。茶こしが必要。

粉末茶:煎茶を粉砕したもの。お茶ミル、ミキサーで作ることができる。

抹茶 :てん茶を石臼で挽いたもの。

粉茶は、お茶の粉。粉末茶は煎茶を粉砕したものでなんとなくわかるが抹茶の素のてん茶とは?説明によると、てん茶

玉露と同じように、茶園をヨシズやワラで覆い(被覆栽培)、日光をさえぎって育てた生葉(一番茶)を原料としますが、蒸した後、揉まずにそのまま乾燥し、茎や葉脈などを除いた後、細片が「てん茶(碾茶)」となります。一般に、玉露の被覆期間である20日前後より長く被覆されます。名称の「碾(てん)」は挽臼を表していて、挽臼で粉砕するためのお茶であることから「てん茶(碾茶)」と呼ばれます。

とのことである。被覆栽培をすることにより緑色が濃くなり旨みがますようだ 。摘み取って蒸すまでは、最高級茶の玉露と同じだが、てん茶は蒸してから揉まずに乾燥させている。そのあと茎と葉脈を取り除きてん茶ができる。(てん茶の製造工程

疑問。玉露の粉末茶は抹茶なのか?被覆栽培しないてん茶を作ったら抹茶になるのか?てん茶をそのまま煎茶のように淹れて飲んだらどんな味?揉まない緑茶はどうなるのか?と考えていると益々わからなくなっていく。

わかったのは、本物の抹茶は高級茶である。安い抹茶は、にせものもあるのではないかということだ。高級抹茶だけだとお金持ちでなければ買いきれないので、お稽古用抹茶や粉末茶を上手く使い分けると良いのではないかと思う。

本格的な抹茶を始めて頂いた時に、頭では苦いと思っていた抹茶がイメージを覆し「抹茶って美味しいんだ」と感じたことを思い出しまた。苦かったのはお稽古用の抹茶だったのだろう。

 

お茶とTPP

お茶の輸入関税は基本20%だがWTO協定で17%、紅茶は12%である。

TPPは農産物の全品目の関税を完全撤廃することを目指しており、参加した場合の影響は、アメリカ、カナダ、シンガポールなどに輸出する場合は、すでに無税。なのでお茶に関しては、「TPPへの参加してもあまり影響はない」という見解である。

紅茶に関しては、少し違ってくる。海外の有名産地の紅茶には、現在でも価格で太刀打ちできないのに12%安くなると言うことは、さらに競争力が落ちてしまう。

TPPは、農業分野の問題が大きな話題にされているが、それだけではない大きな問題を含んでいる。特に保険、医療、弁護士の項目は、気づいた時には手遅れになっている可能性が大きい。例えば、遺伝子組み換え作物を日本の法律で禁止しても、TPPでは参入を阻害したということで国際司法裁判所に訴えられてしまう。アメリカに訴えられた場合、アメリカが2対1で必ず勝訴するので多額の賠償金を払わされる羽目になってしまう。

TPPで日本の原風景、アイデンティティが失われることだけは、阻止したい。

 

 

緑茶購入量が減っている

一世帯当たりの緑茶購入量が減っている。

47newsより

http://www.47news.jp/localnews/shizuoka/2013/02/post_20130211091940.html

 急須で入れるリーフ茶の消費減退に歯止めが掛からない。総務省家計調査(2012年12月分速報)によると、12年の1世帯当たりの緑茶購入量(2人以上の世帯、農林漁家世帯除く)は11年比8・7%減の892グラムにとどまった。現行方式で調査を始めた00年以降、初めて900グラムを割り込み、消費者の茶葉離れが加速する実態が浮き彫りになった。 茶葉需要の低迷は、本県製茶問屋の売り上げ減少や在庫過多の要因となり、今季の新茶取引に影響を与えそうだ。 「前年並みの売り上げを維持したが、既存の専門店は軒並み…     [記事全文]

 

リーフ茶は、2000年には1200gの消費量があったので、25%のダウンである。あと30年で0に限りなく近づいてゆく。

リーフ緑茶が売れなくなって久しいが、ペットボトルのお茶は売れている。リーフ茶と、ペットボトルでバランスは取れているのであろう。

静岡県内の高速道路のサービスエリアのフードコーナーでは、無料のお茶の給茶機が置いてある。飲み物を取りに来る人を見ていると、圧倒的に水をもっていく人が多い。場所、季節、時間によって違うかも知れないが、5:1くらいでお茶は負けている。

ただでも要らないものに、お金を出しても欲しいとは思わないのではないか。

売れない理由のひとつに、アルミパックに入れてあり中身が見えない。これは鮮度を落とさない為なのだが、同じアルミパックの外装で名前と価格が違うだけの商品では、どれを買ったら良いのか分からない。説明不足を感じる。せめて高価な商品はゴージャスな外装にして違いをアピールしてほしい。

スーパーでの売れ筋が100グラム500円~600円だと言うのは頷ける。中身が分からない商品に1000円、1500円出す勇気はない。

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誰かの名言「売れる商品はない、売る商品があるだけだ」

 

天日干しした緑茶

お茶の葉を1時間、かき混ぜたり、裏返したりしながら天日干するする蒸し茶がある。

藤枝市の葉梨地区で作られる、茶樹の品種「藤かおり」を原料としたお茶である。

香りを増す為に天日干しをしている。

この製法は、萎凋してから殺青(茶葉の発酵を止めるために蒸したり炒ったりする)する前まではウーロン茶と同じである。違いは、ウーロン茶が炒るの対してこのお茶は、日本茶と同じ様に蒸して殺青する。

これは、緑茶なのか、発酵茶なのか?

飲んでみたいのだが、生産量が少なく気合を入れなければ手に入らない。

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もう一つ「峰の十字星」というお茶がある。

このお茶は、かって奥深い場所で摘み取られ、運搬手段が貧弱だった頃、摘み取った茶葉を麓の製茶工場に運ぶのに時間がかかった。自然に萎凋された状態になってしまい香りのよいお茶に仕上がった。運搬手段もよくなり、新鮮なうちに蒸すのが最高という習慣が出来て何時の日か廃れてしまった。

かっての製法を現代で再現したお茶である。室内で15時間ほど萎凋してから蒸して作る緑茶だ。

こちらは、飲んでみたが少し変わった緑茶くらいであった。これも緑茶なのか、半醗酵茶なのか?

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自分は毎年釜炒り茶を作っている。茶摘のあと一晩寝かせてから炒るのである。「峰の十字星」と同じ製法であるが殺青の時に炒るので、釜炒り茶と呼ばれている。

半醗酵茶は、範囲が広く発酵度が低いものから完全発酵の紅茶まで多種多様のものがある。

最近では、ダージリンの紅茶も、発酵を浅くしてあるのでウーロン茶のようになってきた。また台湾のマスカットフレーバーと呼ばれる「東方美人」は、カテゴリーは烏龍茶だが発酵度が高く紅茶のようだ。

発酵茶は奥が深い。

 

釜炒り「香駿」

茶町KINZABUROの釜炒り茶「KOUSHUN 香駿」です。
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リーフタイプです。
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優しいミルクの香りがする釜炒り茶です。
製品ラベルより
「釜炒り茶は、緑茶のようにすぐに味が出ませんが、そのかわり、
ずっとお湯に浸しておいても苦くなりません。
香味が徐々に出ますので茶葉なら3g、ティーバッグなら1個を
マグカップまたは急須に入れて、お湯をさしつつ何回も楽しめます。
また、保温ポット(2L程度)に茶葉を6g又はティーバッグ2個を入れておき、
一日楽しむことも出来ます。」
まさにマイボトルにピッタリのお茶です。

食事に合うお茶は?

一昨日のこと。
高速道路のサービスエリアの、
セルフサービスのレストランで食事をしていて、ふと気がつきました。
12~13人位のお客さんが食事をしています。
お茶を飲んでいるのは、私と友人のみです。
他の人たちは、ほとんどが水を飲んでます。一人は飲み物なしで食事しています。
セルフサービスなのでお茶、お湯、水を無料で飲めるのにかかわらず、
それでもお茶を飲みません。
色だけついたお茶とは違い、ままあの深むし茶なのに。
現代の食事とお茶は、マッチしてないのでは?
もう、お茶を飲む習慣が無くなってしまったのでは?
お茶はホットなので冷たい飲み物が良いのでは?
疑問は、膨らむばかり。
そこで、現代の食事に合うお茶も探してみます。

お茶の花

我家の鉢植えのお茶の木「べにふうき」に花が咲きました。
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お茶の花って今頃咲くのですね。
茶畑をは沢山あるのに、ちゃんと観察したことが無かったてことですね。
茶畑がある山に行くと、手入れのしてない茶畑が点在しています。
伸び放題のお茶の木は、野生を取り戻し雑木林のようです。
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「爺さんが亡くなってやる人がいなくなった」とか
「高齢で出来なくなった」との理由が多いようです。
あと、「お茶を作ってもお金にならない」との理由もあるようです。
ひどい例ですと、「お茶をやめて杉を植えた」とかもあります。
杉もお金にならないのだから、せめて広葉樹を植えてほしかったですね。
何か、荒れた茶園を再生する方法はないのでしょうか。

日本の茶藝館になれそうな「うつろぎ」

静岡市郊外の有東木にある「うつろぎ」に行って来ました。
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有東木は安倍川上流のさらに支流の山間部にある、わさびで有名な土地です。
この地の名産わさびを使った加工品やお茶、野菜類など
地場産品の販売をしている「うつろぎ」があります。
また、おいしいおそばを食べることができます。
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ここは、台湾のお茶の産地にある茶藝館のようです。
台湾の木柵では、多くの茶藝館があり食事とお茶でもてなしてくれます。
週末には多くの人が癒しを求め、大挙して集まってきます。
「うつろぎ」では、無料のお茶は飲めるのですが、
売っているお茶の試飲とか有料で高級茶を提供してはいないようです。
美味しい煎茶の淹れ方を知っている人は、ごく少数です。
自分達があたりまえと思っていることでも、
他の人にとっては、興味津々のこともありますよ。
もっとお茶ををアピールすれば理想的な茶藝館になれそうです。
ぜひ、高級煎茶も試飲させるか、メニューに加えて欲しいですね。
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静岡市清水区「村上園」さん

ひさびさに村上園さんにお邪魔しました。
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村上園さんの「ウーロン茶」にラベンダーを少々入れたお茶を
マイボトルに入れて持ち歩いています。
このお茶はホットでもアイスでも常温でも美味しいです。
みかんとキンカンもいただいてしまいました。{%感謝(チカチカ)hdeco%}
キンカンは手書きの「キンカンのシロップ煮」のレシピ付です。{%顔文字喜びhdeco%}
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無農薬のキンカンです。
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ここは天空の楽園のような場所です。
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