お茶とTPP

お茶の輸入関税は基本20%だがWTO協定で17%、紅茶は12%である。

TPPは農産物の全品目の関税を完全撤廃することを目指しており、参加した場合の影響は、アメリカ、カナダ、シンガポールなどに輸出する場合は、すでに無税。なのでお茶に関しては、「TPPへの参加してもあまり影響はない」という見解である。

紅茶に関しては、少し違ってくる。海外の有名産地の紅茶には、現在でも価格で太刀打ちできないのに12%安くなると言うことは、さらに競争力が落ちてしまう。

TPPは、農業分野の問題が大きな話題にされているが、それだけではない大きな問題を含んでいる。特に保険、医療、弁護士の項目は、気づいた時には手遅れになっている可能性が大きい。例えば、遺伝子組み換え作物を日本の法律で禁止しても、TPPでは参入を阻害したということで国際司法裁判所に訴えられてしまう。アメリカに訴えられた場合、アメリカが2対1で必ず勝訴するので多額の賠償金を払わされる羽目になってしまう。

TPPで日本の原風景、アイデンティティが失われることだけは、阻止したい。

 

 


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