べにふじの紅茶

藤枝市のふじなごみさんの「べにふじの紅茶」です。

紅茶用の茶品種では、農林1号「べにほまれ」、農林21号「べにかおり」、農林28号「べにひかり」、農林44号「べにふうき」などがあります。
「べにふじ」は、農林22号として「べにほまれ」を親として1960年静岡県の金谷で育成されました。
国産紅茶の品種では新しい「べにふうき」が1993年の育成ですから、それよりかなり前から存在していたことになります。
「べにふじ」は、栽培するのが難しく、超レアな幻の品種とも言われています。
栽培しているのは、丸子紅茶の村松二六さんしかいないと思っていました。
村松二六さんは、「べにふじ」の釜炒り茶に力を入れているようで、紅茶は飲んだことがありません。
二六さんの釜炒り茶は、飲ませて頂きましたが、台湾の包種茶を彷彿させる香り豊かなおいしいお茶です。

その幻の茶品種「べにふじ」を使った和紅茶がありました。

ふじなごみ2

これは…絶句。国産紅茶の最高傑作「べにふうき」を超えるおいしさです。
味、香り、水色とも文句なしです。後味も、しっかり残ります。
ついに日本でもこれだけの紅茶が作れるようになりました。感激です!。

最近の和紅茶は、茶商さんが手がけるようになり味は安定してきましたが、これと言ったものが見つかりませんでした。
新しい生産者さんが現れたことで、世界に誇る和紅茶の日も近づいてきたと感じています。

 


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